「はっと目が覚めた。どうやら夢だったようだ。誰かが自分に奇妙な話をひたすらしてくる。本当に奇妙な話だった。ここまで鮮明な夢を見たのは初めてかもしれない。」

という文章で、英文の文章の後に続いていく。今までの話は夢の世界の中で、ここからが現実世界でのストーリーとなる。だが、奇妙なことに夢で聞いたこと、見たことが現実世界でも似たような形で起きるのだ。日の出や丘、卵の話。また、自分の知人にはいないサイラスという人物が頻繁に登場してくる。自分の友人とは当たり前のように会話をするが、自分とは全く話さない。変な気持ちのまま、家に帰ってきて寝ると、また別のだがしかし鮮明な夢を見る。そして次の日、夢で聞いたこと見たことと似たようなことがまた起きる。主人公はだんだんと夢と現実の境界がなくなっていくような感覚に陥る。それでも希望はあった。毎晩見る鮮明な夢にいつも登場してくる人物、サイラス。彼がこの奇妙な現象の鍵を握っていると踏んだ主人公はサイラスにその真相を聞こうとする。だが、そこには誰も知ってはいけない真相が、、、