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Metamor

 

日本の特撮作品にみる「変身」

 

1、特撮とは

 特殊撮影の略称

通常の実写映像に専門的な技術、効果、装置をとりいれた映像のことを主に指す。

*CGやアニメーション主体の作品は特撮と呼ばれない。

主な作品

・怪獣映画→ゴジラ、ウルトラマン、キングコング

・変身ヒーロー→スーパー戦隊シリーズ

・妖怪→妖怪大戦争、ゲゲゲの鬼太郎(実写版)

*ほかにも怪人、戦争などでも特撮作品は存在します

 

今回は変身ヒーローに注目してみました。

2、変身シーン

 

変身シーンが使われる主な特撮作品

スーパー戦隊シリーズ、仮面ライダー、ウルトラマン

 

変身シーンの特徴

・視聴者に真似しやすい決め台詞や決めポーズがあり、作品世界を一段と没頭しやすいものにしている。

・変身シーンを適度に追加もしくはカットして脚本の時間調整をすることができる。

・なぜ力を得たのかということ(変身して力を得る)を服装の変化や変身シーンによって視覚的にわかりやすくしている。

・変身グッズを販売することによりヒーローを身近なものにしさらにそこで儲けることも可能。

 

3、海外作品との比較

 

・変身は極めて日本的な現象

例)スパイダーマン、バットマン等の変身の目的→変装(身元を隠すため)

   仮面ライダー等の変身の目的→変身(見栄え)

この違いにより海外では日本の特撮作品はあまり受け入れられていない。

ではなぜこのような違いが生じているのか

A, ・日本の特撮作品が時代劇の流れを汲んでいるから

特徴:合理性<印象づけ

例、

・自身が使用する術の名前を宣言して、わざわざ敵に攻撃手段を教える。

・侍が悪人をすぐに仕留めず、高らかに登場して相手が気づくのを待つ。

 

まとめ

変身シーンには視聴者がその世界観に没頭しやすく、視覚的にもわかりやすくする効果があった

日本の特撮作品は海外にはあまり受け入れられていない

その理由の一つが変身シーンである。

近代化によって人々は合理性を追求していくようになった。ここにもそれが影響されているなと思った。

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